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■2001.2.28
会社の同僚のお別れ会を恵比寿で開く。バスで恵比寿四丁目まで行き、ガーデンプレイス経由で向かう。ここは夜の帳が落ちると、光と影が対比されて美しい。外国の町を旅しているような気分になる。三月から三越の二階に八重洲ブックセンターがオープンするそうだ。アフタヌーンティーもあって、ぶらぶらと時を過ごすには楽しい。日頃、銀座を歩くことくらいしかしていないので、何を見ても新鮮に見える。でも、昔のように欲しいものがない。ちょっとくらい素敵なものではだめだ。本当にほしいものだけに囲まれた暮らしがしたいと思う。

■2001.2.27
会社を休んで受験生にお弁当を作り送りだす。銀行、郵便局と回り、図書館に行く暇もなかった。夜、千葉試写会に出かける。グウィネス・パルトロウのビジネス・カジュアルがLAの気候に合っている。ラブストーリーが流行るのは、世の中があまりにも殺伐としているからだろうか。一日の大半をかけて物語の続きを清書した。自分にまだどんな可能性があるのか分からないが、願いとも、希望ともつかない夢を持っていて、それを大切にしたいと思う。ジョージ・ハリソンを聴く。

■2001.2.26
月曜日は寒さの中、仕事に向かう。研修に出て、午後先週の続きの仕事を仕上げる。夜、日比谷まで試写 会に出かけた。内幸町で降りて、プレスセンターからイイノホールまで、昔よく通 った。この近代的なビルの谷間のオシャレなオフィスで働くのが苦痛で、古き良き時代のロンドンで勉強したいと思った。そんなことを思い出しながら歩くと懐かしい。映画はたわいもないが、アメリカの生活を思い出し、久しぶりに笑った。猫がふわふわしていて可愛かった。

■2001.2.25
目覚めたときはよくわからなかったが、青空が広がり春の柔からな日射しが溢れている。高倉まで野菜を求めに出かけ、途中で一週間分の食料を調達して戻って来た。昨日の続きの本を読み、明るいうちに部屋の掃除をする。ジョージ・ハリソンのAll things must pass を取り出してかけてみると、やはり懐かしい。森や木々や駆け抜ける野うさぎの姿が浮かんで来る。この頃はまだ哀しみを知らなかったのだろうか。夕方、チョコレートケーキを焼く。

■2001.2.24
細かな雨が降り続く。買い物にも出かけず、家の中に籠って本を読み、久しぶりに午睡をした。睡眠が足りていると機嫌がいい。週末の一日を何もせずに過ごして休息する。来週も忙しくなりそうだ。肉じゃがを作り、夜、しゃぶしゃぶにした。たっぷりの白菜、春菊、ホウレン草を入れ、マロニーがあると、我が家の味がでる。最後に卵おじやを作り、暖まる。寒い日だからの楽しみだろうか。 頂き物のチョコレートクッキーを食後のデザートにする。ZEPを繰り返し聴いた。

■2001.2.23
三田で送別会があった。赤羽橋から大きな通りを歩いて向かう。美味しいワインと割烹料理が出て、同級生たちと仕事のこと、家庭のことなど言いたいことしゃべって、笑い続ける。この会があるおかげで、元気が出るような気がする。昔は考えられなかったが、高校時代の同級生はありがたい。気取る必要もないし、隠し事もいらないし、生地の自分を見せているから付き合いが楽しいのだと思う。今週もよく働いた。週末はたっぷりと睡眠を取るつもりだ。

■2001.2.22
四月半ばのぽかぽか陽気で、春が来たような錯覚に捕われる。今年の年間プランを立てて、仕事に専念する。大きな課題はほぼ終わりほっとした。仕事でも遊びでも中途半端にはできない性格なので、完結させないと次に行けない。ときには、過去を振り返ってみるのもいい。一年前はケーキを焼くことも思い付かなかった。去年の今頃は週末を館山で過ごしていた。今は代りに都心回帰して試写 会などに出かけている。変わることも大切だし、しなやかに今を受け入れることも重要だと思う。

■2001.2.21
amazon.co.jpで和仏辞典を頼む。クレジットカードの認証がとれないというメイルが来て、慌ててカード会社に確認するが、問題はないと言われた。後から、カスタマセンターに連絡すると、いつも使っているのにたまたま使えないことがあるので、もう一度お調べしますとのこと。amazonは気に入っているので、不具合があると寂しい。帰って来たら試写 会の招待状が来ていた。一週間に一つくらいの行事は嬉しいが、続くと時間のやりくりが大変。それでも遊ぶことは放棄していないから、眠る時間を削っている。キースエマーソンのインタビュー集を読んでいたら、発見が多かった。1974年にわたしの見たイギリス公演が最後のイギリスツアーになっている。大成功を収めたというわけではないのだ。

■2001.2.20
ポンパドールの三斤パンの上辺にPのマークが付いている。いままで切ったのを買っていたので気が付かなかった。品川駅で重いパンの袋を抱えてホームに向かうと、人身事故の影響で電車は東京駅からの折り返し運転である。またリストラの時代が始まったのだ。こういう事故は続くだろうと予感する。今週の主な仕事が今日終わって、後は次の課題に挑戦。今の仕事は楽しいので、いろいろと工夫してみようと考える。自分の力を信じることと誠実に生きることしかない。今日も暖かくて過ごしやすかった。

■2001.2.19
少しだけ暖かくなり嬉しい。JRカードで初めて定期を買った。通勤のお供にキース・エマーソンのインタビュー集を読んでいるというのに、ZEPを聴いている。70年代は遥か遠くにあっても、括弧 で括られた過去のような気がしない。今の生活は、70年代に親しんだ音楽に浸り、高校時代の仲間と始終会っている。それは、この失われた十年で、復活したような関係である。予想がつかないことが待っているのは、いつでも嬉しい。仕事が忙しくなったので、手軽な息抜きを用意する必要がある。久しぶりにミレニアムチーズケーキを焼く。

■2001.2.18
早起きして館山に出かける。梅見に行くのだ。館山自動車道は混雑していた。南房総はいまがシーズンのまっさかり。明るい日射しを求めて他県から観光バスが列を連なってやって来る。三芳村で菜の花や、ポピーを入手。ここも花の香りでいっぱいだ。知り合いの家を訪ね、石堂寺の梅林が見事だと教わる。まだ梅林は三分咲きだが、梅見気分は味わえる。二週間後にまた、立ち寄ってみよう。帰り道、早めに出たので渋滞にも会わずに三時半に千葉に着いた。戻り鰹と浅蜊の味噌汁、菜の花のお浸し、それにいただいた大根を炊く。こんな短い旅でも、自然に親しむことができて楽しかった。

■2001.2.17
図書館でシシリア紀行の本を借りようと検索したら、早川ミステリーの【ザ・シシリアン マリオ・プーヅォ】が引っ掛かった。ゴットファーザの続編のようだ。【キース・エマーソン・インタービューズ リットーミージック】、【三島由紀夫全集補巻1 新潮社】を借りてくる。暖かな陽だまりに猫の影を感じながら、ページを捲る。午後、思いきって徹底的に部屋の掃除をしたら、気分が晴れやか。身体を動かしていたら、暑くなった。ついでに子供部屋も片付ける。夕陽の沈むのを眺めながら、よい一日だと実感する。お雛様を出して玄関に飾った。猫たちにはよく言って聞かせてあるが、明日の朝がちょっと怖い。

■2001.2.16
金曜日、打ち合わせをひとつして、宿題を完成させる。仕事に集中していると一日が短い。仲良し友だちが今日までだと挨拶に来た。人の繋がりは体温があるから、途切れてしまうと寂しくなる。日射しは明るいのに、外に出たら風が冷たい。気がついたら電車の中で、本を膝に載せて眠っていた。少し元気になったので、週末は館山まで梅を見に行くつもりだ。春の暖かな景色を見てみたい。ZEPのフィジカルグラフティを聴く。

■2001.2.15
締切があるので仕事三昧の日だった。なにがあっても、熱中できることがあれば幸いである。明日の会議を予約し、新しい課題をもらった。この緊張がほどよく続けば元気なのだが、その加減が難しい。健康なときは多少の無理が効くが、精神的に参っているとひどく落ち込んでしまう。予め予想がつくので、落ち込みそうなときは自分を甘やかすことにしている。銀座を歩いたり、おいしいパンを買ったり、些細なことで嬉しくなるから、ほどほどの贅沢が似合っている。夜、好きな本を一編読んで眠るのもいい。

■2001.2.14
聖バレンタインの日。本命、義理とも返上して潔く暮らしているので物思いがない。歩いて税務署まで医療控除に出かける。早く着いたら一番で受け付けてもらった。モノレールで栄町から市役所まで、社会保険事務所を目指す。年金相談にはまだ早すぎると笑われてしまった。どのくらい貰えるのか、知っておくのも大切だと思う。帰りに銀行によって、お豆腐屋さんで買い物して、たくさん歩いた。雪もちらほらと舞っていたのに、昼過ぎには陽が差して明るくなった。図書館で【杉本秀太郎文粋I エロスの図柄 筑摩書房】、【竹西寛子著作集 第五巻 新潮社】を借りてくる。夜、チョコレートの替わりにバナナケーキを焼く。

■2001.2.13
寒い朝だ。週の始まりが火曜日なのでなにかと慌ただしい。原稿のやり取りがあって、新しいページの構成、打ち合わせをする。一日がとても短い。会社にいると季節を感ずる間もないが、外に出て初めて寒さを感じた。夜、船橋までモニタを運ぶ。夜の高速道路はあちこちで工事をしていた。猫が遊んで欲しそうにしている。明日は休暇を取って、税務署、社会保険事務所と出かけるつもり。

■2001.2.12
朝、五時半に猫に起こされて、またひと眠りしたら、八時過ぎていた。三連休はありがたい。フレンチトーストにメープルシロップをかけて甘い朝食を取る。アボガド、ブロッコリーをイタリアンドレッシングで和えてサラダにする。ヨーグルトには薄切りりんごを入れる。薄日の中、高倉まで出かけた。寒さのせいか野菜がいつになく高い。ホウレン草、チンゲンサイ、小松菜など青い野菜をたっぷり仕入れてきた。お昼にペンネを茹でてトマトソース味でいただく。休日なのでチョコレートケーキを焼いた。これが定番になってしまったようだ。元気がないのでZEPを聴く。洗面 所の鏡を磨いて、ようやく一日が終わった。

■2001.2.11
建国記念日、有楽町のビル街では大きな日の丸の国旗が上っていた。八時近くまでぐずぐずしていて、慌てて朝食を取る。電車に乗って白山まで美容院に出かけた。最近、ここが気に入ったのでわざわざ寄り道している。白山は、漱石の小説の舞台にもなっているが、坂が多い。不動産屋の売り家情報などをチェックする。帰りは日比谷経由で有楽町に出る。マリオンの映画館は若い人で溢れていた。銀座も人は出ているが、オシャレをしている人は少ない。三連休を持て余している人たちが、押し掛けた感あり。ハゲ天で昼食を取るが、どこも行列ばかりで嫌になる。買い物を少しして帰って来た。家に着いたらも、夕焼けがきれいなので、見とれてしまう。 夜、片栗粉をまぶした豚肉、厚揚げを豆板醤で炒め、春雨をからめて本格中華を作る。中華料理は大人数で分け合って食べるとおいしい。

■2001.2.10
晴れた日に感謝して、早起きする。サンタナを聴きながら洗濯し、休日気分を味わう。図書館に行って本を四冊借りて来る。【司馬遼太郎全集66 文藝春秋】、【アガサクリスティー モニカ・グリペンベルク】、【五衰の人 三島由紀夫私記 徳岡孝夫】、【バルカン・ブルース ドゥブラヴカ・ウグレシィチ】。通 勤のお供に本を読むことにしているので、本は必需品だ。末広町の万世でお昼を取る。午後、時代小説を読み、武士の生き方や、女の哀しさなどに思いをはせる。猫が遊びに来たので、階段歩行の練習をし、早寝する。

■2001.2.9
午前中に会議が一つ。午後、会社を早めに出て、ポンパドールであれこれと珍しいパンを仕入れる。品川から千葉まで空いた電車に揺られて戻って来た。長い一週間だった。帰って来たらチケットぴあで頼んだ歌舞伎の切符が届いていた。春巻きを使った新しいお菓子に挑戦する。明日から三連休だが、受験生がいるので朝寝坊はできない。都心に出て一日ぼんやりと過ごすつもりだ。

■2001.2.8
打ち合わせがひとつ。新製品のページを作るために他のサイトを評価してみる。webはまだまだ広告的には幼稚だ。夕方、夕陽が窓に反射してきらきらしていた。春の兆しがほんの少し感じられる。新しい年が始まって、世の中の流れも変わって来た。よくなるのか、悪くなるのか予想もつかないがしなやかに生きて行きたい。幸福について真剣に考えてみる。夜、スーパーに出かけ、XO醤、おろし大蒜、あらびき胡椒、ホタテのかん詰めなどを食材を買ってくる。木曜の夜は不思議な開放感があって、明日のことなど忘れていつまでゆっくりとしていたい気がする。

■2001.2.7
霙まじりの雨が降っている。今年の冬はいつになく寒く、長い。仕事の合間に気分転換しようとして、歩いてみたがみんな忙しくて立ち話になる。三連休は、今週末なのに景気のいい話を聞かない。アメリカ経済の下落なんて記事がいけないのだ。夜、猫が寒いので泊まりに来ている。シシリアのサイトを見つけたが、早寝をして、朝の目覚めに期待しよう。

■2001.2.6
新しい仕事をひとつ始めたが、芯が疲れる。早く帰って図書館に直行した。【漱石の東京II 武田勝彦】、【代表時代小説平成11年度 日本文藝家協会編】。冬の夜の楽しみは、早く家事を片付けて、寝る前に一編の小説を読むことだ。冬のセールのご案内が来ているが、興味がない。欲しいものは高くても買うし、いらないものは半額でも買わない。消費者のマーケティングが間違っているのではないか。物は溢れているので、旅や芝居や音楽に変わっている。

■2001.2.5
月曜日の混雑の中で一日が始まる。南イタリアの美術館ガイドを眺めながら、暖かな陽だまりを探してみるが、地下を走る電車に日溜まりはない。それでも夕陽がきれいだった。ほとんど同じ時間に会社に行き、帰るので定点観測をしているようなものだ。昨日仕込んでおいた小豆を煮てお汁粉にする。甘くてほっこりと優しい。二月は短いが自分で楽しみを見つけないとだめだ。寝る前に短編集を読むことにした。

■2001.2.4
今日は立春。頼りないような晴れ間に、高倉まで野菜の買い出しに出かける。途中、まだ雪が残っていて、白菜、大根、蕪などの冬野菜が並んでいる。まだここまで春は来ていないようだ。それでも生みたての卵や、胡麻豆腐は手に入ったので満足。帰りに松ヶ丘のスーパーを覗いたら、魚類が充実していたので嬉しくなる。午後、チョコレートケーキを焼く。作り方は簡単。ハーシィーのミルクチョコ150g一枚、卵ニ個、オリーブオイル100cc、砂糖60g、ホットケーキミックス200g一袋。卵と砂糖とオリーブオイルを木べらで掻き回し、そこにふるったホットケーキミックスを混ぜ合わせる。白くならないように滑らかにして、電子レンジニ分かけて溶かしたチョコレートを混ぜる。これを耐熱容器に入れて中火で五十分焼く。膨れるので容器は大きい方がよい。焼き上がったら、粗熱を取ってからラップをかけてしまう。夕方、図書館に行って【カリブ島諸島の手がかり T. S. ストリブリング】、【南イタリアの美術館】を借りてくる。 読み出すと切りがないので、寝る前に一日一編と決めてある。寒いので夜遊びする気になれないから、読書に励もう。

■2001.2.3
久しぶりに晴れた土曜日。洗濯をして、布団を干し、家事にいそしむ。寒いがサンタナを聴きながら、照り返す太陽を夢見る。図書館に行って本を三冊借りて来た。【Sweet Poison ルーパート・ペニー】、【ブニュエル、ロジカ、ダリ、 果てしなき謎】、【文学1999 日本文藝家協会編】 。家事の合間に推理小説を読む。犯人が誰か、読者が推理する場面もあって、要所要所で立ち止まり、ゆっくりと味わう。なかなか贅沢な一日だった。

■2001.2.2
金曜日に会社に行くと、休みの人が多い。電車に乗っている七割は咳をしている。こんなに寒い冬は久しぶり。大事をとって四時頃早退する。熱々のチンゲンサイ入りの卵スープをいただく。家の周りにはまだ雪が残っている。こんなとき地震が来たらたぶん上手に逃げられないだろう。日頃から野菜をたっぷりとって、外食を控えて、健康管理に気をつけているのに、温度変化による発熱は予想していなかった。

■2001.2.1
風邪で会社を休む。曇りから雨になって、窓の外を見るとこのままずっと家に籠っていたいと思った。昼間寝過ぎると夜眠れないから、好きな本を取り出し、読んで午後を過ごす。家族と暮らしているから、本当の孤独は味わえない。猫が心配そうに様子を見に来るが、遊んでやる元気がない。それでも仕事もせずにぼんやりとしていたら、ずいぶんと楽になった。明日は週末だし、なんとか出勤できるだろう。長いこと音楽を聴いていないような気がする。アリゾナのカレンダを捲り、明日は家中のカレンダを取り替えなくてはと思った。


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