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■2000.11.30
Amazon.co.jpで何冊か本を頼んで、ついでに書評も書いたら、図書券が当たった。宝くじよりも嬉しい。小さなことが生活を明るくする。夜会のチケットも入手して十二月も充実しそうだ。このところ晴天が続く。寒いのは我慢できるが氷雨は嫌いだ。宿題をひとつ片付け、次の課題に入る。仕事というものは切れ目がない方が段取りが取りやすい。今日で十一月もおしまい。明日は部の忘年会。 
■2000.11.29
いつもの電車に乗って会社に向かう。日常と旅との接点が曖昧になっているので不連続な気分。東京はやはり人が多すぎる。いつも祭りのようなにぎわいだ。今年の冬一番の寒い朝も京都くらいだ。休みの間に貯まったメイルを読んで返事を書き、社会復帰を緩やかに行う。もう少し京都で過ごしたかった。一月くらい家を借りて、あちこち見て歩きたい。楽しいことばかり数えて暮らしているつもりでも不満は残る。忙しさと本質がどうも違うように思えてならない。気持ちをゆったりとしてしなかやに生きるにはどうしたらいいのだろう。
■2000.11.28
京阪三条から町並みウォッチングを兼ねてひたすら歩く。河原町四条から縄手通 りを入ったところに古美術商街があって、そこを訪れる。美術館でしか見ることのできないような作品と出会い、驚く。こういう京都の楽しみ方もあるのだ。莫大な財産が入ったらこのあたりの店一つを買い占めたいものだと思う。京都クラフトセンターで七宝焼のカワセミの壁掛けを購入。古美術品を眺めた後はどれも安く感じるから不思議だ。三条のおばんさいの店で昼食を取り、錦小路で鰻巻きやしば付けを求め、地下鉄で京都駅まで急ぐ。新幹線は空いていた。たくさん歩いたのでゆっくりできて嬉しい。柿の葉寿司で夕飯にする。
■2000.11.27
早起きして嵯峨野に向かう。京都市役所前から地下鉄で二条まででて、そこから京都バスに乗り換えた。京阪三条からなら61、62番のバスがある。昨年は寒い思いをしたのでしっかり着込んで行ったので暖かい。常寂光寺の紅葉がいちばんだと聞いて、開門前に着くともう何人かが中に入っていた。ここから京都市内を眺めると、ぼうっと霧がかかっていて、絵のようにきれいだ。歩いていたら時雨れが降ったり、光が差したりと目まぐるしい。中村コロッケを齧りながら、天竜寺を見ることにした。嵐山を後ろにした池のほとりに佇むといつまでこうしていたいような気分になる。帰りに京福電鉄で四条大宮まで出て、三条で昼食にした。イノダコーヒー本店でアップルケーキをいただく。午後三条にある京都文化博物館を散策。旧日銀京都支店跡がすてきだ。夜は関西オフ会。なつかしい顔ぶれをみて、たくさんしゃべって楽しい時間を過ごした。
■2000.11.26
朝食を取り、お弁当を持って京都に向かう。新幹線を降りたらぽかぽか陽気だった。日曜日なのでどこも人で一杯。銀閣寺を避けて哲学の道を歩くが、ここも紅葉を見る人で溢れている。疏水沿いに並んでいる家を眺めながら歩く。自分で家を建てたばかりなので、人様の家が気になる。疏水を借景にしたグレーのコンクリート打ちっぱなしの家が飛び抜けてすてきだ。筧もあるし、庭園も京風にまとめられている。これが東京にあると不自然だがここの景観にはぴったりする。家は町並みに合わせて作るという理論が分かる。永観堂の紅葉が見事だと言われて入るが、人が多すぎる。南禅寺の山門を見て満足して帰る。夜はあじびるのB1の和's に出かけた。何を注文してもおいしい。
■2000.11.25
曇り空から時折晴れ間が見えて、おだやかな一日だった。食材を買いに出かけ、後はずっと家の中で過ごす。こういう休日が基本なのにいつも忙しすぎる。書類の整理をしたり、手紙を書いたりと、こまごましたものを片付けたが、昔の女なら繕い物をして一日過ごすのだろう。部屋にいる時間はZEPに浸って70年代を懐かしむ。あの頃は幸せだったかと問われてYESとは答え難いが、悩んだり迷ったりして生きていたのだ。今よりはずっと正直で真面 目に物事にぶつかっていたような気がする。今になって30年ぶりに友だち付き合いが始まり、70年代のDVDなどを見ているとあの頃から今まで何をしていたのだろうかと自問する。答えなどすぐに見つかるはずもないのに、考えてみるのだ。
■2000.11.24
連休の合間のせいか電車も空いている。新橋まで行くのに白金高輪から三田に出て、田町から新橋とJRを乗り継ぐ。バスの旅も楽しいが時間が読めない。京都往復の切符をようやく手配し、ほっとする。京都には四季折々のよさがあるから、晩秋、初春となんども訪れてみたい。休みが三日取れると京都に出かけていた時代があった。仕事が忙しいとそこだけに集中して回りの景色が見えなくなる。ときには傍観者の気持ちで自分を見つめないとだめだ。
■2000.11.23
館山まで遊びに出かけ、陶器市を開催していたので、湯のみ茶わんを購入する。いつものように鯛や鮪、鰹などの刺身を調達し、野菜も買って来た。お昼に三芳村にあるSAINT SCHWEIN に食べに行く。ソーセージもピザも手作りの美味しい味がしたが、カプチーノがよかった。自然に囲まれたログハウスでいただくご飯は、千葉にいることを忘れてしまいそうだ。また行こうと思った。土のめぐみ館で赤、ピンク、黄色の金魚層キンギョソウが可愛いので買って来たら、父が鉢に植え替えてくれた。そこだけ春が来たかのように明るい。夜、近くに住む友だちが立ち寄る。明日は仕事と宿題がひとつ残っているが、なんとかなるだろう。飛び石のお休みは新鮮でいい。
■2000.11.22
仕事を早めに済ませ、試写会に行く。白金高輪駅ができたおかげで新宿三丁目まで30分で行ける。ニューヨークが舞台なので懐かしくもあり、1969年という年を思い出した。古きよきアメリカという言葉が浮かんでくる。映画館で見るのと試写 会は少し意味合いが違って、いい意味での緊張がある。最後はハッピーエンドで、途中はスリリングなシーンがいくつもあった。許される虚構とでもいうような話しだ。8時半は過ぎていたのに、10時にはもう自宅に着いていた。少し興奮してなかなか眠れない。
■2000.11.21
昨日の夜の嵐が嘘のような一日だった。 図書館で借りた落窪物語があまりに面 白いのでamazon.co.jpで注文する。宿題を一つすませ、今日は一日が長い。帰って来て閉館前の図書館に飛び込む。【一葉の口紅、曙のリボン・群ようこ】、【うつほ物語・新編古典文学全集 小学館】、【マキャヴェッリ全集6 政治小論書簡 筑摩書房】 を借りて来る。遠距離通勤のお供に本がないと寂しい。そろそろ京都行きのチケットを用意しなくてはと思う。天気の変わり目が激しいので、寒くないように着込んで出かけよう。
■2000.11.20
嬉しい便りがぞくぞくと寄せられて、しあわせだ。集まった同級生が気持ちよく過ごせてよかった。人が集まって、すてきな時間を過ごすというのは理想の生活。それに少しでも近づけたらと思う。料理は創意工夫だと発言した人がいたが、本当にそのとおり。組み合わせは無限にあって、その中から体調や気分や時間に合わせて最適なものを選びだす。芸術の1つの分野だと思う。月曜日はメイルのチェックをして、スケジュールの調整をする。木曜日が休みなのでほっとしている。好き嫌いがはっきりしていて群れたがるのは嫌いなのに、なぜかよく人と会う。気に入った人がたくさんいるからだろうか。
■2000.11.19
荻窪の義母の家へ遊びに行く。柿の実をたくさん貰い、枝を少し切った。日曜日の昼下がり、道路に落ちた柿の葉を集めていると、小学生時代の庭掃除を思い出す。夕方、食料の調達に出かけ、冷凍庫がいっぱいなのに驚く。今日は誕生日。大袈裟に祝ってもらうほどのことはないが、ワインを少し飲んで、鍋をつつく。牡蠣や海老が入った汁は雑炊にするとこっくりと美味しい。充実した週末だった。鰻と赤、黄ピーマンを炒めたら、イタリア料理ができた。彩 りにクレソンを散らばすときれい。当分の間、覚え立ての珍しい料理が並びそうだ。
■2000.11.18
高校時代の同期生が集まってオフ会を自宅で開催。延べ19名も参加。ごちそうあり、おしゃべりありで、ワインも美味しくいただく。お天気もよく早起きして洗濯したので、眠るときも気持ちがいい。みなさまからの差し入れがたくさんあって、これで当分は暮らせそうだ。苦労はあったが、新しい家を作って本当によかったと思う。人が来る家というのはひとつの理想で昔から憧れていた。だから気軽に人が呼べるようになって嬉しい。
■2000.11.17
午後、なんとか仕事を切り上げて三時に会社を出る。品川のポンパドールでバタールとコーンブレットを求め、さらにケーキも買って大荷物を持って電車に乗り込む。千葉行きだったが接続よく五時前に家に着いた。明日のために買い物に行く。ひさしぶりにタイカレーを作った。料理は来る人たちが分担して持って来てくれるので楽々。天気も晴れるらしいのでほっとしている。猫が料理をしている間中、そばで鳴いていた。鳥肉を少し分けてやる。バングラディシュのコンサートを聴きながら、料理をして昔のことを思う。
■2000.11.16
庭にローズマリーを採りに行ったら、雨が降り始めていた。今夜は特に寒い。具沢山の中華風コーンスープを作って身体の芯を暖める。なぜか気分はすっかり週末。明日やらなければいけないことはたくさんあるのに、仕事のことはすっかり忘れている。思いだして胡麻まんじゅうを作った。牛乳200cc、片栗大さじ4杯、砂糖大さじ2杯。これを鍋にかけてゆっくりとかき混ぜながら暖める。あるとき急に固まってくるので、焦げないうちに火を止め、すり胡麻を敷いた皿の上にスプーンですくって落とす。すり胡麻を万遍なくまぶすとできあがり。おいしいのでいつか倍の分量 で作ったが、味が寝ぼけている。少量を楽しむのがなんでもいいのだ。今日もZEPを聴いて夜が更けて行く。
■2000.11.15
英語の試験が終わってほっとしている。お酒を飲む替わりにZEPを浴びるように聴いているが、心に響くようで嬉しい。通 勤のお供に落窪物語を読んでいるが、これが面白くて降りる駅を忘れてしまうほど。継子いじめの話だと理解していたら、それは第一部で第二部から復讐劇が始まる。女君の夫が、継母の北の方を苦しめようと大切にしている四の君に痴れ者の従弟をめあわせたり、かしづいている三の君の夫を自分の妹の相手に誘導したり、清水寺で泊まるときに部屋を占領したりと、横暴の限りを尽くして嫌がらせをする。この君の妹が帝の寵愛されている女御なので、始めから勝ち目はないのだ。極め付けは、女君の母宮伝の三条の屋敷を北の方が新しく造営して自分たちの住まいにしようとするのを阻止して替わりに引越ししてしまう。女君は正当な権利者としての地券を持っているから当然なのだが、北の方たちにはなにもわからず、ただ悔しがるばかりである。第三部では女君と父君との親子の体面 があって、和解し、その後は盛り立てられて行くという話しである。原語、対訳、用語解説が分かりやすくまとめられているので、ぐいぐいと引きずられるようにして読んでしまう。
■2000.11.14
締切のある仕事をひとつ片付けた。次の課題がまた待っているのだが、とりあえず良しとしよう。この時期が一年で一番忙しい。休日にも予定を入れてあるので、気が抜けない。家族の誕生日なのでケーキを買うが、シンプルなチーズケーキに落ち着く。ロウソクも立てずにケーキだけ分けて戴く。大袈裟な行事は苦手なのでそのエッセンスの部分だけ取り入れて暮らしている。猫にも新しいキャットフードをあげて、誕生祝いをした。
■2000.11.13
帰りのバスがいっしょなのでよく話をする還暦過ぎのおじさまがいるが、今日見たら妙齢の美人と親しそうにしていた。どうも美人にしか声をかけないようだ。今日貰ったシティリビングに節約生活のすすめという特集があって、真剣に読んでしまう。月曜日の始まりはほんの少しのことで励まされる。優しいメイルをもらったり、原稿が苦もなく集まったり、新しいコーヒーを封切る楽しみ。 ZEPは肌に染み付くくらい聴いているが、これも月曜日ならではの愉しみだ。無理はしないで、気分を平らかにして一週間を送ろう。週末には友だちが集うことになっている。
■2000.11.12
目が覚めたら、八時前なので慌てて起きる。高倉、君津まで野菜、豆腐、卵などを買いに行く。なぜか道が混んでいた。昼に昨日作ったロールキャベツを温め、焼き立てのパンと食す。午後、猫えさを買いに稲毛方面 に出かけ、NIKEのアウトレットでジャケットを購入。ここも家族連れで混んでいる。空いているのは我が家ばかりと、入れたてのコーヒーを飲んでほっとし、部屋の掃除をした。冬が来る前にいろいろと支度があるはずだが、この家は暖かいので油断してしまう。休日はいつもと違ったことばかりしていて、それが気分転換になるようだ。
■2000.11.11
晴れた一日だった。朝寝坊して起きると、家族が食事もせずに待っていて、優雅な朝食を取ろうとしていたのに慌てて用意する。休みの日は楽しく家事を済ませ、買い物に出かけ午睡をする。夜、牡蠣鍋にして、その後雑炊を作ったらこれが美味。残らず平らげしまった。家庭でしか味わえない、ぴり辛コンニャクや、里芋と牛蒡の肉あんかけなどを用意する。明日のためにロールキャベツを作ると一週間分の野菜も見事になくった。明日は高倉まで野菜の買い出しに行かなくては。ZEPを聴きながら、休日気分を満喫するが、平日も毎日聴いていることに気付く。音楽のない生活は考えられないが、そういう時代もあった。来週は試験があるので、夜勉強する。英語の勉強は一生付いて回るものだろうか。
■2000.11.10
朝一番でミーティング。その後も原稿の手直しやメイルのやりとりに追われる。金曜日の昼下がり、このまま逃亡しようかと考えるが、まだ体力があるからと思いとどまる。ミルクティにしたら刺激が足りない。明治フランに凝っている。仕事の区切りに一本つまむと心が和む。いつものように五時すぎに会社を出るとバスが来ない。電車の時間が半端なので品川の京急で鍋の材料を求め、千葉まで輸送する。ここはサインレスで大抵のカードが使えるから便利だ。金曜日の鍋は、イカを中心に、白菜、焼き豆腐、おでん種が入っていたりして楽しい。大根おろしにかぼすを絞って食す。会社でも電車でも風邪ひきが多いので、野菜をたくさん食べて乗り切るつもり。夜、従妹たちがMacを持ってやってくる。画面 が映らないというので、 調べたら電源部分が壊れていた。代わりのモニタを持たせて返す。思い付いてコーンケーキを焼いたら、微妙な味だといわれた。ZEPを聴きながら、好きなだけネットを見るのは週末の愉しみのひとつだ。明日の朝、寝坊できるのが嬉しい。
■2000.11.9
風が冷たい。コートを着るのにはまだ早いので、ロングジャケットを羽織り駆けて行く。金曜日までの締切の仕事にようやく手を付 けたが、なんとかできるだろう。志しを大きく持って気を張らないと高品質な成果物は生まれない。仕事の区切りにミルクコーヒーを入れてほっとする。あっという間に時間が立ち、外が暗くなって驚く。十二月より今の方が何かと忙しい。帰りの電車の中で今夜の献立を考える。特製タレに漬けたお肉が好評だった。新しいレシピをいくつか試してみると案外知っている味なのだ。温度や触感にもよるが、材料が新鮮ならばそれだけで美味しい。料理の献立を考えているときは、画家がキャンバスに向かうのと同じ気持ちだ。これから何を描くのか、色を出してみるとまた違った世界が生まれる。
■2000.11.8
朝起きると一面の霧。ロンドンみたいだと鑑賞していたら、霧のため徐行運転していて電車が来ない。仕方がないので、来た電車に乗って京葉線で会社に向かう。京葉口で降りて国際フォーラム方面 に行けば近いのに、大手町まで歩いて都営三田線に乗る。朝からずいぶんと歩いた。白金高輪から会社に入るのは初めてなので、わくわくして歩く。途中で牛乳を買って、ミルクコーヒーを入れる。暖かい一日なので冬が来ることを忘れてしまう。宿題をひとつ片付け、後は週末までの締切に合わせて、あちこち電話した。ZEPを聴きながら一日を振り返り、週の折り返しを実感する。昨日頼んだ本が今日、宅急便で届いた。洋書だけに驚く。
■2000.11.7
充実した一日だった。宿題のめどもついたし、アマゾンコムに洋書をオーダして配送料年内無料に感激する。十二月に入ると途端に忙しさを感じるので、今月から年間の見直しを始めた。変更、訂正が山ほどあって、一つづつ解決していく。こういう単純仕事をしていると、急に新しい企画を思い付いたりするから不思議だ。基礎練習をしていないと活躍できない運動選手と同じで、仕事も基本が大切。電車の待ち時間にポンパドールでお買い物して、家に着くなり図書館に駆け込んだ。【代表時代小説平成十二年版・日本文藝協会編】、【犬養孝万葉歌碑・野間教育研究所】、【新編日本古典文学全集 落窪物語、堤中納言物語・小学館】を借りてくる。新刊コーナーしか見ないので、ジャンルにはこだわらない。好きな本を好きなように読むのが楽しい。
■2000.11.6
東京は薄曇りだった。三連休のお土産のお菓子がたくさんあって退屈しない。月曜日から走ることもないと、堅実に仕事をする。どこも会議で人が捕まらない。帰りの電車では隣の人に寄り掛かって眠っていた。借りて来た本を読む暇がない。月曜日はお料理の日なので、バナナケーキを焼き、覚え立ての鳥団子を作る。フードプロセッサでひき肉を作り、蓮根、ネギ、生椎茸など混ぜてスプーンで掬い、煮えたぎる鍋に落とす。白菜もいっしょに煮て鶏ガラスープの素で味を付ける。寒い朝に熱々のスープは嬉しい。会社に行っている方が効率的に働くのはなぜだろう。私の休日はスリープモードに入ってしまう。夜猫が二匹来て一匹は朝までいっしょだった。猫暖房は威力がある。
■2000.11.5
今日も晴天。館山に遊びに出かける。いつものように野菜を調達して、恩師のところでお鮨をごちそうになり、その後、買い物に行く。久しぶりに洋服を探し、時間のたつのも忘れてしまう。三連休の最後の日は予想した通 り、みんな早めに帰宅したので道が空いていた。夜、浅蜊の味噌汁、サーモンと鱸の刺身、自家製ゆず入りポン酢で野菜サラダをいただく。取り立ての白菜は4つ切りして、ゆずの皮と昆布を入れて、漬け物にする。新鮮な野菜を前に、何を作ろうかと迷っているのは、幸せなひとときだ。高倉で求めた矢那の梨はいまが食べ頃 で、甘くておいしい。ZEPを聴きながら、洗濯物を畳み、猫のために寝る場所を作る。
■2000.11.4
お天気に恵まれて布団を干し、洗濯をする。ZEPをかけながら家事をすると、能率が上がる。日射しが暑いくらいで、猫と日溜まりでぼんやりしていた。ESSEを読んでいたら主婦の雑誌にはいろいろと教わることが多い。お料理のページを見ていたら、すぐに作りたくなるものばかり。仕事のことを忘れて、家事に専念するはずが、ところどころで別 の楽しみを見つけて、なかなか進まない。本が読めないのも集中力がないからだろう。結局家から一歩も出ずに一日過ごした。ベランダで夕陽の沈むのを見ていたので、自然との一体感はある。
■2000.11.3
何も成さず、何もしない一日は素敵だ。午後、イタリア食材を買い出しに出かけ、パンプキンケーキを焼き、一日家で過ごした。猫と人生についてしみじみと語り合い、冷蔵庫を充実させ、新聞を読む。文化の日は、あくせくとせず優雅に過ごすのが似合っている。本を読む時間があればパーフェクトだったが、猫と遊んでしまった。外は頼りないほどの天気で、向こうに冬が透けて見えるが、熱々の鍋をつまんでいると、これもまた楽しい。要は仕事もせずに羽を伸ばした一日は、極楽だということ。明日も明後日もまだ休み。
■2000.11.2
木曜日だが、週末モードの一日だった。いつもより早めに帰宅し、電車の往復に睡眠を取る。ELPのタルカスを聴きながら、ラキシスのすごさを実感。この家に引越して苦労もあるが昔のLPが甦ったのはなににも増して幸せだ。ここ数日迷っていた人に手紙を出したら、すぐにお返事をもらって感激している。インターネット社会のすごさは、普段は会うこともできないような人と対等にそして気軽にメイルのやりとりができること。この速さが好きだという人と付いて行けない人がいる。webがなかったら知り合えなかった人は大勢いて、それを当たり前のように暮らしているのだからもっと不思議なのかもしれない。タルカスは夢のいっぱい詰まったアルバムで、孤独だった高校時代の心の友だちだった。
■2000.11.1
締切りに追われていて十一月になったのに気づかずにいた。午後3つの会議をこなし、遅くまで仕事をする。帰りに品川京急のポンパドールでバゲットとコーンブレッドを購入。品川は成城石井もあって帰りの買い物に便利だ。夜、食材の買い出しに出かけ、週末楽をしようと決めた。車があると夜の方が駐車場も空いているし、お買得品も多い。定番のおかずが切れると寂しい。水曜日なのに気分はほとんど週末。仕事も一段落着いたし、緊張の連続から解放されてさすがに嬉しい。十一月はお誕生日もあるし、一年でいちばん好きな季節だ。厳しい寒さも凍てつくほどではなく、晴れれば暖かく、夜は凛として続く。
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