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2010年10月16日() 旧暦 [n年日記] [更新:"2010/10/18 12:29:22"]

#1 [無線] ステップアップバラン 64:100 (1:1.5) step up balun

いつも使っている 7MHz の逆 Vee の SWR が高いという話があったので、 (同軸で手元まで持って来たところで) インピーダンスメータで測ると 20 ohm くらいしかない。 それで、 前回作った 1:2.25 バランを入れて 45 ohm くらいにならないかと思ったが、測 って見ると、更に下ってしまって 16 ohm くらいになる。 僕は、いつも同軸は (電気的) 1/2 波長の整数倍にしていて、上のインピーダンス が、手元でも再現するようにしているが、確認すると、同軸に 35.2 m と書いてあって (7MHz で) 1 + 1/4 波長になっている。
実は以前に手持の同軸に手頃なのがなくて、この線から 1/4 波長を拝借してしまったことがあった。

手元                空中線
         Q match
 20 --- (50*50) --- 125
 16 --- (50*50) --- 160
それで、手元では 50^2/(空中線 Z) の関係になっていて 20 ohm とは 125 ohm, 16 ohm とは、160 ohm という意味になる。(上の表) まあ、 125 ohm というのはちょっと高すぎるけれど、逆 Vee と言っても角度は鋭角ではないので、 (本来のダイポールの ) 75 ohm の方に近づいているのかも知れない。 それで急遽 step up 型のバランを作ることにした。

手元に 17 inch の(計算機用の) CRT 表示部を分解した時に採集した偏向コイル があって、それから取出した撚線の UEW がある。半田付を試すと、溶けるので PEW でなく UEW らしい。今回はこれを使って見た。また巻数は図に描いたよう に 8 : 10 として、インピーダンス比を 64:100 、約 1: 1.5 とする。

トロイダルコアは(いつもの) FT-140-#43 (齋藤電気商会で 525 円)を使った。 これは AL 値が 885 と高いので、1.9-7MHz 用に、 少しの巻数で適当なインダクタンスを確保出来る。 14-28MHz 等では #61 の方が良いと思う。

たまたま前回疑似負荷に使った抵抗が 27 ohm だったので、それを使って、 インピーダンスを測定し、100/27 倍して計算したものをグラフに示している。 つまり空中線が 100 ohm だったら、このバランの同軸側ではおよそ 50-60 ohm になる、ということを示している。

これを実戦投入して、千葉コンテストで 6 時間 50W で使ってもらったが、 なかなか良い具合だったようだ。 (インピーダンスを測定した後で、一方の線端を高くしたりしたので、実際に どのくらいの Z だったかは今すぐには分らない)

例えば 75 ohm の空中線を 50 ohm 出力で使うと、 (計算を覚えやすくするように 100 W 出力だとして) 単純に考えて、70V x 1.4 A で駆動すると 70V x 1.0 A = 70 W しか出ていかない と思う。たかが 1.5dB という気もするけれど。 (機械側にアンテナチューナがあれば、これは補正される)




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