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2010年12月24日(金) 旧暦 [n年日記] [更新:"2010/12/25 00:03:18"]#1 [Emacs] Emacs Advent Calendar JP 2010 24日目
これは
Emacs Advent Calendar JP 2010
の 24 日目の記事です。
昨日 23 日目は kozo2 さんの
jk は上下移動だろjk
でした。
明日は
shyohex
さんです。
結局、準備的に、 21 22 23 日等に書いたことからは、話題は増えなかったので、 Emacs に対する思い等から始めます。 @ 何故 Emacs が良いか、:
というのは、
文書やプログラムを作成する時に、
使い勝手 (user interface) がどこでも同じ に尽きると思うのです。 これは、ある意味で Emacs を使っている方々の暗黙の了解というか、当り前なことだとは思います。 大昔に Apple Computer (現在の Apple) が User Interface Guideline という本を作って GUI の U/I (User interface) は統一する必要がある、としました。 もし Mac OS が使いやすい、と思っている人がいるとすると、この本に書いてあった ことや、それを守らせようとした努力も、その理由の一つになっていると思います。 Emacs でも、(キー割当がいろいろあって覚え難いと思っている人達も多くいるとは 思いますが)それでも「文字が沢山書いてあるもの」を作る方法としては、 いつも同じ操作で使えて便利、と感じている人が多いと思います。 ここで書いている同じ操作、というのは、 カーサの移動、日本語の入力方法、 文字の削除や、切取(cut)、貼付(paste)、やり直し(undo)等の基本的な操作のことです。 例えば、だから、mail (wl) や twitter 等も Emacs の中から書けるようにしたい、 という努力を惜しまないのだと思っています。(本当に有難く使わせてもらっています) 僕の場合は T-code で日本語を入力しているので、最初の頃は、 日本語入力は Emacs からだけでした。それも Emacs を使い続けていることの理由の一つ でもあります。(OS は NetBSD 限定です) @ あまり設定をしないで、なるべく標準的なままで使う:
Emacs 使いの方は、~/.emacs 等に数多くの設定をして使うのが普通だと
思います。それももちろん便利で楽しいと思いますし、実は自分でも
次のような行数の設定はあります。(「どこが標準的なままか」ですが)
u4@makoto 18:24:02/101224(~)% wc ~/.emacs 1601 4791 58693 /home/makoto/.emacs u4@makoto 18:24:06/101224(~)% sed '/^;/d' ~/.emacs |wc 891 2109 28421 u4@makoto 18:24:10/101224(..editors/xemacs-packages)%(行数が多いのは、殆どべタに書いていて、整理していない、とか、 以前に使っていて今は使っていないものもそのままになっているという所為もあります) なるべく標準的なままにしたい理由は簡単に言うと二つあって、
@ 全部の機能を使う必要はない:
どんな道具でもそうですが、まず使い始めて見て、最低限の機能を覚えて、
使っているうちに、ああ、こんな便利な機能があるのか、
教えられたり、と気が付いたりして、だんだん楽しくなるというか、はまって行く訳です。
(話は飛びますが、 英語も人と通信する道具だと思えば、全く同じだと思います)
僕は、
(時にはすごく便利なのに、全く、長く気付かないものもあったりして、 それも、良いのでは、と居直っています) @ 良く使っている機能:
ここからが本題で、数日前から
準備的に書いたこと
と重複しますが、
自分でも良く使っていて、また Emacs を使う理由にもなっていて、
他の人にも使って欲しいなと思う項目を三つ挙げます。
@ C-u C-SPC (set-mark-command の前置引数付):
(特に設定をしなくても) 大きな移動をした後には、以前のカーサ位置を覚えてくれて
いるので C-u C-SPC とすると、表示がそこに戻ります。
文字列で検索して遠くに移動し、変更した後に、検索する前のところに戻る、 *1 というような時に使えます。 こういうのは、説明 (M-x info RET memacs) を 丁寧に読むか、人に教わらないと気が付かないものかと思います。 似た話で逆順に整列する、 C-u M-x sort-lines も、しばらく(長い間)忘れていて、 そういう機能がないな、と不便をしていたことがあります。 @ アウトライン副モード:M-x outline-minor-mode RETと入力するだけで、使えることが多いです。 「多いです」と書いたのは、「見出を決める outline-regexp が 設定済の場合には」の意味で、あまり普通の人の使わないモードや編集内容だと、 その outline-regexp を設定する必要があるからです。 アウトライン副モードでは、 もともとのキー割当は C-c @ で始まるのですが、'C-c @ C-何とか' は入力しにくいので、 僕は次のようにしています。 (setq outline-minor-mode-prefix "\C-c\C-m");設定はこれだけです。ただし、いつも M-x outline-minor-mode RET と入力するのは大変だし、使うことを忘れてしまう、 とか outline-regexp が設定されていない場合などがあり、便利のため、 他に二点と、時にもう一点ありました。
Local Variables: outline-regexp: "[=!:]+" End:のように編集対象に書込んでしまうこともあります (この時 ^は不要です、といいますか、勝手に付けられてしまいます)。 実のところ、僕が良く使うのは、次のものくらいです。 C-c C-m C-q 一番上位見出だけ (quiet) C-c C-m C-i 次の見出を追加 C-c C-m C-e カーサ位置の見出を表示 (entry) C-c C-m C-a 全文表示 (all) C-c C-m C-t 全ての見出だけを表示 (tree)説明が面倒だけれど、使うと手離せなくなるほど便利なのがこまったもの。 このくらいの説明では、理解出来ないかと思いますが、 ちょっと関連説明がありました。 (上記 URL 先内容は本の内容の補足になっていますが、内容は本の参照はしなくて、完結しています。 先程、少し直しました) @ 長方形操作:
vi を使わざるを得ない場面で、この長方形操作があったならな、
と思うことは良くあります。
長方形操作は別画面
(PDF 形式)
を見て下さい。
その他、まとまりが一層良くないですが、 明日の Emacs Advent Calendar JP 2010 は shyohex さんです。
*1: Rubikichi さんの本だと p117 の goto-chg.el の項目に、
「C-u C-SPC を繰返すことでいつかは戻れます」という説明があります。
( Read More... (2) | つっこみ )
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