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2006年10月15日(日) 旧暦 [n年日記] [更新:"2006/10/17 12:39:33"]#1 [Opera] 広島オペラのフィガロ
広島オペラ
の
フィガロ
を見て来ました。
(10/15 13:00-
新国
・東京)
とても良かったです。
演出( 岩田達宗 ) は簡素と説明があった気がするが、そうは感じずに、 とても良かった。円形の部屋に透明な壁。おそらく、透明な壁というのは、 良く使われているのかも知れないし、ある意味で正統的な設定なのか も知れないが、とても楽しかった。衣装部屋の中が見えるというのも、と てもいい。今後、こういう演出が流行るのでは ? と思ったりもした。 バジリオが、うるさく出て来るが、この人が音楽教師だということ が良く分っていい。最初に登場するフィガロとスザンナの衣装が現代 的であり、これかなと思っていると後の人々は古典的な衣装で、意外 性と安心感・安堵感があり、ホッとする。原語上演の場合に、どの人 がどの配役を演じているかが分りやすい、というのは本当に大切だと 思う。 変装の場面で、(花嫁のべール)を使っているのも、良い考えだと思う。 何と言ってもスザンナ。美しい声ときびきびした動きで、ずうっと楽 しませてくれる。 楠永陽子さん。 個人 blog もあるようだ。伊語も自然でいい。やはりフィガロはスザンナ。 つまりスザンナが中心に回っているし、そうでなくては。そういう意味で この広島オペラは、とてもうまく行っていると思う。 バルトロ・マルチェルリーナ、声量があると聞いていて安心する。 そういう役どころではあると思うが。実は気が付かなかったのだけれど、 普通は省略されてしまうアリアが今回は歌われたらしい。 フィガロ (迎 肇聡)。声の質が配役に合っている。 ケルビーノ (長谷川美恵子)。いい声だ。Voi che sapate も Non piu cosa son も良かった。 バルバリーナ (河部真理)。出る幕は短いが、甘い声で、聞いていて楽しい。 アントニオ(國元隆生) も、役には声が良すぎるくらい。でもオペラは、これでなくては。 伯爵(石原祐介)、ある意味で、この劇では悪役な訳だが、それを 演じ切っている感じ。 伯爵夫人(乗松恵美)、格調があっていい。 指揮、デレック・イノウエ。あのようにはげしく動いていて大丈夫な のかな、と思わせる、素適な指揮ぶり。 チェンバロが高く設置されていたが、特に強調されていたという訳 でもなく、自然だった。おそらく、下に設置すると聞こえないという ことがあったのかも知れない。 字幕。舞台上方に出ていて、最初の方はあまり見ていなかった。見た くない人には、目に入らないということでいいのかも知れないが、見 たい人にはちょっと遠かったような気もする。また絵文字も入り、親 しみのある訳だった。ただ、会話調でなく、リズムのある訳の方が、 音楽と一緒に見るには自然では、という気もした。 中劇場、 席は 16 列 61 番。満席ではなかったため、ちょっと音が響き過ぎて、 科白のこまかい ところが少しだけ聞きとり難かったような気もしました。 本当に楽しかっです。 ( つっこみ )
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