hns - 日記自動生成システム - Version 2.19.9

先月 2009年09月 来月
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30
Namazu for hns による簡易全文検索
詳しくは 詳細指定/ヘルプを参照して下さい
検索式:

2009年09月29日(火) 旧暦 [n年日記] [更新:"2009/09/30 11:13:05"]

#1 [無線] 同軸線の長さ (測定用)

同軸線に、特性インピーダンスと異る負荷をつないだ場合に、 給電側では、どのようなインピーダンスになるか、という話があります。 これは Q マッチで知られているように
給電側             in
負荷側             out
特性インピーダンス z
とすると、 1/4 波長毎に
in * out = z^2
の関係になります。このことを利用すると、同軸線を 1/2 波長または、その整数倍の長さにしておくと、 給電側で、負荷側のインピーダンスが再現することになります。 ここに書いたことは、「そうすると減衰が少ない」というようなこと ではなく、「アンテナの特性を手元でそのまま観察出来る」ということ だけのことですが
  • 負荷と給電線の特性インピーダンスが整合しているか
  • 同調しているか
等を、実際に使用する環境で観察することはとても大切なことだと思います。 それで、実際の長さとしては、次のようになります。
同軸の長さ (短縮率 66.7% の場合)

  1.810 55.2m
  3.510 28.4m
  7.015 14.25m .. 28.5m

 50.5   1.9m
144.1	0.69m
実際には、これらの整数倍よりも少し長めに切って同軸コネクタを片側 だけ半田付し、それをインピーダンスメータにつないで、利用する周波数 で ∞ になっているかを確認します。 もし低めだったら、比率を計算して その長さを切断します。 ∞ は確認し難いということであれば 1/4 波長に換算して 0 Ω 点を見るのも一つの方法かと思います (先端が短絡出来れば、1/2 波長で 0 Ω になります)

で、100m 単位で買ったりしますが、60m くらいの方が良いなと思う訳です。

100m で買った時に、そのままコネクタを付けて長さを見ると、ちょうど 150m の波長になっていることを確認したこともあります。

1.810MHz の 55m はちょっと長いので、10m くらいまでで、出来るだけ短く、 というのも一つの方法かも知れません。

正直なところ、 「こんなこと常識」なのか、「普通そこまでやらない」なのかを知りたいところです。

... 測定する時だけそのようにして、実運用は都合の良い長さで使う、 というのも実際的な気がして来ました。つまり測定用の同軸を作っておく訳です。 (でもそれは、上げ下げが容易な場合かな)

(後日談): 100m 買って来て 55m 測るのは結構大変なので、ヒロ電子さんに 電話で聞いて見たら、60m でも買えるそうです。その時には、 ヒロ電子さんで測るので、長さはそれほど正確には切れない、とのことでした。 でもおおよその長さが分っていれば、後はインピーダンスメータで 何とかなると思います。実は 58m というのを注文してしまいました。 55.2m の 1.810MHz 用です




最近の日記
2024年05月06日
py-setuptools (python 3.11.1)
2024年05月05日
Windows 10 version
serial connection
bc bench
2024年05月04日
Trial on 10.99.10
another version (later trial) to succeed
2024年04月29日
dkim
2024年03月10日
停電 (瞬電)
以上、1 日分です。
タイトル一覧
カテゴリ分類
Powered by hns-2.19.9, HyperNikkiSystem Project

Count.cgi (since 2000/02/05)