以下では、他の都合により LANG 環境変数を ja_JP.UTF-8 で Emacs を起動している
場合とします。その方法の例 (以下のどれか一つ)
env LANG=ja_JP.UTF-8 emacs
export LANG=ja_JP.UTF-8 ; emacs
setenv LANG ja_JP.UTF-8 ; emacs
(これは実は、今回必要という訳ではなく、他の理由でそうなって
いるということで、その時に、上記設定の最後の行が必要になるという話です)
- 起動
- M-x wl RET または C-x m など
この 起動時に passphrase を聞いて来るので入力する
- メールへの署名
- w などでメールを作成中に、(Emacs 窓一番上の選択肢の)
MIME-Edit -> PGP sign (C-c C-x v)
を選ぶ
- Do you want sign ? と聞いて来るので YES を選択 → This message will be signed. と表示される
- メール作成を続行
- C-c C-c でメールの送信を指示 →
GnuPG passphrase for your_mail@example.com: と表示される
(作成したメール部分の文字が化けていることがありますが、構いません)
- passphrase を入力
- Send current draft? (y or n) と聞いてくるので y を入力 → Sending...done と表示される
- 署名されたメールの確認
- メールを読んでいる時に、(大抵は一番最後の行に)
[2 <application/pgp-signaure (7bit)>]
というような行が表示されているので、その行に
(j
n
と入力するなどして)
カーサを持って行き
v と入力 すると *MIME-echo* の窓が開き、「正しい署名」などと表示されているのを確認
する。(もし内容が署名後に改変されていると「正しい署名」とは表示されません。
以上の話で j n v に割当てられている関数名は次の通りです
j wl-summary-jump-to-current-message
n mime-preview-move-to-next
v mime-preview-play-current-entity
- メールの暗号化
- w などでメールを作成中に、(一番上の選択肢から)
MIME-Edit -> PGP encrypt (C-c C-x h)
を選ぶ
→
Do you want to encrypt? (y or n) と聞いて来る
- Send current draft? (y or n) と聞いて来るので y を入力
- 暗号化されたメールの復号
- メールを読んでいる時に、(大抵は一番最初の行に)
[2 <application/pgp-encrypted (7bit)>]
の行があるので、そこにカーサを合せ、v を入力します。
v に割当てられている関数は上と同じ
v mime-preview-play-current-entity
です。これで passphrase を聞いて来るので、入力すると、
暗号化される前の元のものを見ることが出来ます。
q でその表示が消えて、解読前の表示に戻ります。
passphrase が間違っている場合には *Preview- *WL:Message*
のバッファが表示されますが、何も見えないと思います。q で抜けて、
もう一度 v から操作します。
上記の通りにやったがうまく行かないという場合には、
OS, Emacs/APEL/FLIM/SEMI/Wanderlust の版名、等も含めてお知らせ下さい。
また間違いがありましたら、お知らせいただけると幸いです。
参考までに、上記を書いている時点の版名を挙げておきます。
Software | version | NickName or others |
Emacs | 24.0.50 |
|
APEL | 10.7 |
|
FLIM | 1.14.9 | 五条 |
SEMI | 1.14.6 | 丸岡 |
Wanderlust | 2.15.9 | Almost Unreal |
GnuPG | v1.4.10 | (NetBSD) |
次のようなメールの場合には、上の方法とは合わないようです(自明 ?)
X-Pgp-Agent: GPGMail d55 (v55, Leopard)
X-Mailer: Apple Mail (2.936)
その時には
X-PGP-Sig で PGP
?