5 / 部 屋 と カ ー テ ン



窓枠を塗り終えたら、次に中身を塗っていきます。
壁を塗った色がパレット上で乾きはじめていましたが、
これに水を足し、色を足して使い回します。

レッツ使い回し

 最初の6色と追加した茶の他に、新たに肌色を投入します。
 普段、人の肌は作った色で塗っているため、使われない肌色ですが、こういうときは便利です。

 壁を塗った色に、肌色パーマネントイエローを混ぜます。混ぜた状態がパレット下方の明るい茶色のもの。

 濃淡の変化がないと平べったい感じになってしまうので、「部屋の中」ということを意識して、奥行きを持たせるために色ムラを作りながら塗ります。

 一度塗ったあと、焦茶を足して、やや濃い色を作って重ねた状態が、右の写真です。
|| 中央か左右どちらか寄りを薄く、周囲または逆方向を濃く、グラデーションっぽくなるようにすると、なんとなく奥行きが出ます。||

内部を塗ったところ

それからカーテンを塗ります。
内部を塗った色に、チタニウムホワイトを混ぜて、
ややピンクがかった色合いを作ることにします。
|| ホルベインのには、オペーク(チャイニーズ)ホワイトと、チタニウムホワイトがあります。他の色と混ぜたとき、オペーク(チャイニーズ)ホワイトだと発色が良いです。今回は発色の良さよりも落ち着いた感じを出したかったので、チタニウムホワイトを使いました。||

カーテンにも、木の影がかかっています。
影の部分は、更にを混ぜた色で塗ります。

カーテン/ざざっと ⇒ カーテン/影も

ちょっと濃過ぎる感もしますが、全体で見渡したとき、このくらいがちょうどいいです。

| BACK |.....| TOP |.....| FORWARD |
Copyright (C) 2002 Suvaru Hiduki All rights reserved.