観 察 日 記
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October
暮古月。限りに達した世界の縁に垣間見るもの。

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最終更新:13日14日15日

2004年12月1日(水)晴れ

 昨日の誕生日命中率のすごいとこは、
 親 友 と 悪 友 が
 一緒だったってとこだ。
 友人の友人と知人Aが一緒だった、ってのとはわけがちがう。

 そういえば、4/27(死にな記念日)生まれの知人が5人に増えた。
 生まれすぎ。




 資料を探して、確かこの辺にあったはずなんだけどな、と曲がった角に目的のものはなく、図書館てときどきプチ改装したりしてるから他に移動したのかと思って、カウンタに聞きにいく。

係りの人「それは、ちょうどこの上の辺りです

 階、間違えてた!!

2004年12月2日(木)銀の海

・メモ。7分の魔法と189c。

 夏以来ぶりくらいにM張に行って美味しいもの食べたり、
 怒濤のインスピレーションを貰ったりした一日。
 そうか今日平日なんだな、とくり返すこと数回。
 いろいろ有難みを感じたりした。

 …丁寧な絵が描きたいなあと思いながら、
 根気とか時間制限とかに終われていつも達成できないのだが。
 それだけじゃないかもと考えてみる。
 再現率と精度の反比例みたく、絵の勢いと丁寧度は(飛尽の場合)反比例する。
 ラフの鉛筆の勢いを画面に生かそうとすると線が荒くなって(荒さが味なゆえに)丁寧度は下がるし、
 丁寧に描こうとすると、線の荒さが描く勢いは減ってしまう。
 それとも、反比例するとか思い込んだら負けなのか。

 とか考えつつ、そろそろ小説のほうを更新したいお年頃の様子。<手直し版プロットが固まりきらずにいるらしい。無駄に凝ったことをしようとするからだ。<めざせニーベルング。<むしろ無茶。
 レイストリアとかエイラエメオアとか描きたい世界はいっぱいあるのに、どうにも情報不足でいけない。

 足掻かなければ。

2004年12月3日(金)冷たい風

 左折車がバイクを巻き込む瞬間を見てしまった!(※未遂)

考えうる原因)
 ・近付き過ぎていたため、左折の合図ランプがバイクには見えなかった。
 ・バイクの接近に左折車は気付いていなかった。
ついでに。
 ・そんな小道に曲がる車はあまりいない。
 ・そんな大通りを走ってくバイクもあまりいない。
 →ここらへんの思い込みが注意散漫に繋がったか。

 幸いというかなんていうか、曲がった先の道をヒトが歩いてたので(飛尽だ。)曲がる速度がゆっくりだったために、ぶつかる寸前でバイク減速&停車。お互い難を逃れた。
 怖いもの見てしまった。
 だから左折は苦手なんだー。(ココロの叫び)(※飛尽は右折が好きらしい)

 ていうか、バイク(&原付)の皆さん!
 左追い越しは禁じられた項目です。(あ、なんかの誓約か掟っぽい。)

2004年12月4日(土)夜半には雨

 一念発起して、長篇のつづきをば。

 日がな一日、小説書いて過ごす。
 ただでさえ創作意欲が湧くのは何かの逃避とイコールなのに、
 どこで使うつもりなんだというような細かい設定を本文に行き詰まると練ってたり、
 いつか伏線に使ってやるぜな文章をブレーンストーミングで紡いでたり。
 なかなかにして有意義な一日。

 日付けが変わる前に書き上がったので、夜中に更新、就寝。
 何かを忘れているが、それは俺の存在日記だ。

 そのとき既に風は強まりはじめており、これが12月に来るという観測以来初めての超遅型台風か! とか思っている間に夢に落ちた。

2004年12月5日(日)41.6メートル

 どこだニジェール!

 とか叫びながら辞書を叩くと(※電子辞書)ちゃんと出てくるからさすがだアレクセイ。(名前)(たった今決まった)

ニジェール-コルドファン語族
(Niger-Kordofanian)サハラ砂漠を中心としてアフリカ大陸で用いられる諸言語の総称。数百の言語を含み、使用者数は1億人以上。
(広辞苑 第五版)

 アフリカ北部のサハラ砂漠南部の和国らしい。
 だがそんな情報よりも語族とか諸語とか数百の言語とかにロマンを感じるのが一匹。(※専攻: 言語)




 メル氏なんか、ボックスごと飛ばされたらしい。>R人殿 </仕分け>

 ほとんど荒らしの名に等しい嵐に見舞われ時間を遅らすも、予定通り出発。

 初・送迎。

 教習車でさんざ走り回った道だったけどな!
 車庫出し/車庫入れも割合上手くなった気分。(気分だけ)
 ハンドル操作もなんとかコツを掴んだ模様。(心意気だけ)

 で、せっかく出てきたからと待つ間を近くの道を練習がてら走って潰す。
 途中、速度規制マークのない道に出た! てことは法定速度だ、時速60km!!

 ぶーん、と加速してしばらくもしないうちに、前に貼ってあった若葉マークがへろりとめくれ、元気に飛び去っていきました。(巣立ち)
 これで2枚め。只今絶賛募集中。<磁石希望

2004年12月6日(月)晴れ

 お疲れさま! et でも復活待ってます(笑)。>S瀬殿 <私信>




本日のお題)小説こぼれ話(大嘘)

 メインの長篇は一度(どうにかこうにか)完結させた代物。
 話は全部出来てるわけだが、足りないとこたんまり付け足して書いてるので分量が凄いことになっている(…)。

 一章あたりが今のとこ13000字〜14000字程度。

 およそ12500字として、四章(=一話分)で5万字。

 20話の予定なので、5万×20=100万

 100万字……!

 400字詰め原稿用紙に換算すると、実に2500枚になったりして。
 文庫本に換算すると、実に8巻ちょいになったりして。

 ネタ出し&プロットは左手で書いてる飛尽なので、(@先天性右利き)
 リライト版が完結する頃には、左手で絵が描けるようになってるかもしれない。(プチ野望)

 ……。
 …………。
 …なんか、おかしいぞと思ったわけだ。
 この計算で行くと現在、 5万×6話=35万字
 原稿用紙換算で、875枚。
 文庫本にして、ほぼ3冊。…3冊? そんな書いたか?

 …………。
 飛尽がいつも目安にしてたのは文字数じゃなくてバイト数だった。
 日本語は2バイトだよ半分だよ!!
 ……というわけで総分量は50万字の予定。
 文庫本4冊ちょいの予定。もうしばしおつき合いください。>読んでくださっている方々

2004年12月7日(火)冷たい風

 法科大学院の合格者発表の掲示が出ていた。

 なんかこう、規則というか符号というか暗号というか、とにかく法則が根底に流れるものにロマンを感じるらしく、(ロマンを連呼するのは約一名が絶賛ローマかぶれ中だからである<塩野さん読んでる)
 法律にも実は結構興味があったりするのが一匹。
 悪友と、掲示の前を通りすがりがてら、

「法科大学院か! 受けてみようかな!」

 そこにあるのが、来年度入学の合格者一覧だ。
 と、悪友は思ったに違いない。

 ところで日頃大変懇ろにしていただいている悪友だが、どうも後期組らしいことが発覚。
 同志よ!!
 なんかこう、レベルが一緒なだけに話も分かるというものさ。(本日の結論)
 国語力だけでここまでのし上がってきた生き延びてきた友よ!!
 レッツ卒業。

2004年12月8日(水)寒。

・メル氏の日記が楽しげです。>関各殿 </密告>
 戯言→ココの順に見たとみた。




(そういや書き忘れてたので語族ネタ。)

 さて、なんとなく耳に聞き覚えがあるのは、こんなのである。
・インド-ヨーロッパ語族
・ウラル-アルタイ語族
・シナ-チベット語族
ニジェール-コルドファン語族(場違い)(それはさておき。)

<共通点:二地域にまたがる名前。>

 なんだ、なんかの法則なのか!?
 他にはどんな語族があるんだろう?→なんてときには広辞苑の逆引きが便利。
 さっそく叩いてみると(※文明の利器)

・アウストロ-アジア語族(=オーストロ-アジア語族/南アジア語族)
・アウストロネシア語族(=オーストロネシア語族)
■アフロ-アジア語族(従来の「ハム-セム語族」に代わる称)
アルタイ語族
■印欧語族、インド-ゲルマン語族(=インド-ヨーロッパ語族)
ウラル語族
・エスキモー語族(アメリカ-インディアン諸語の一)
・カダイ語族(カム-タイ語族とも)
■シナ-チベット語族
・ドラヴィダ語族
■ナイジェル-コルドファン語族(=ニジェール-コルドファン語族)
・ハム語族(→今日ではセム語族と合わせてアフロ-アジア語族)
□ハム-セム語族(→アフロ-アジア語族)
□マライ-ポリネシア語族(=オーストロネシア語族/K.W.v.フンボルトが用いた名称)


 以上、広辞苑第5版より。
 ていうか、知ってる語族が二地域組(■)の大半、てだけで一地域組のが多いことが判明。
(現在正式名になってない二地域にまたがる語族名は□)。

 それはさておき、ネネツ語が「ウラル語族」に入ってた!
 (Uralic)スカンディナヴィア・中欧・ロシアなどに分布する諸言語。フィン-ウゴル語派(フィンランド語・ハンガリー語など)とサモイェード語派(ネネツ語など)に分れる。
 アルタイだと思ってた!(大勘違い)
 手元の表にある「N」の字は、ネギダールの略だった…不覚! </memo>


 それはさておき。
 言選り君が「語群」と「語派」と「語族」を覚えました。
 呪文:shift+option+Nキー。

2004年12月9日(木)冷えた

・皮肉の日。(思い付き)




 出光美術館でやってる「書と名筆」を見に。
 思ったよりも人はいて、というかかなりいて、とてもざわついていた。
 でも皆々とても上品なおばさま方なので、口調と言うかお言葉遣いと言うか、それはそれは丁寧。
 とても上品で高級なざわめきなのでまったく苦にならないどころか、なんか上流貴族になった気分!(気分だけ)
 聴こえてくるお話は、それはそれは興味深くて展示よりもそっちのほうでだいぶ元をとった赴き。
 お弟子さんの話とか。見せびらかしの話とか。キとか。(メモ)

 作品数も思ったより多くて、ひととおり見てまわってかなりおなかいっぱい。
 平安時代なので、なんか、御先祖さまのお名前がたくさんあった。(思い違い)

 紙とか屏風とかの模様など全部含めてだいぶ感化されたらしく。
 書道科行けばよかった!! と、激しく思ったのが一匹。(鉄は熱いうちに打て)(※やつは日本語ダイスキー)

 19日まで。
 ミュージアムショップ(というか受付)で販売してる特製クリップがなかなかちまっこくて上品にシンプルでオススメ。

 >>> 出光美術館 [新窓]

2004年12月10日(金)あったか

 一夜明けて、今日も今日とて皇居の傍まで。
 昨日が丸ノ内側なら、今日は竹橋側。

 相次ぐ欠席(ドタキャンて言葉はいい加減死語ではなかろうか)で学生ゼロで、飛尽が飛び入り参加してなかったら先生お一人で寂しく休講と相成った学外授業。
 ちなみに仲良しの美人で聡明なロシア語の先生。<大尊敬
 びば二人きり!!

 国立近代美術館で開催中の「草間彌生――永遠の現在」展。

 ギャラリートークが今日あることを数日前に知った先生の急な連絡だったので参加者が集まらなかったっぽい。
 担当学芸員さんによるギャラリートーク(詳しい展示解説)、てのは実は初めてだったりして、御本人の解釈も交えた草間彌生像をとても興味深く聞かせていただく。

 草間さんは日本を代表する芸術家の一人らしい。
 ポスターがなんか凄まじい(失礼)のでグロテスクーなのばっかりかと思いきや(重ねて失礼)、意外と(更に失礼)幻想的な作品もあってとても楽しめた。
 作品だけ見ても絶対わからなかっただろうことを、聞けたのも、たぶん楽しめた要因の一つだ。

 なかでも「水上の蛍」は、現代アートに興味がなくても、一見の価値あり。
 右に左に、前に後ろに天井に、鏡。足下には水が張られ、天井から吊るされた電飾が、鏡に、水に映り込んで、無限の宇宙に無数の光りが、蛍火がどこまでも果てしなく広がってゆく。
 ものすごく幻想的。
 それでいて哲学的。
 平面であえて見るならこんなの。でも、こんなもんじゃない。

 19日まで。オフィシャルページ(下記URLひとつめのページ)をプリントアウトしてもってくと割引きになったりして。
 あれで大学生400円はかなり得だ。

 >>> 「草間彌生――永遠の現在」展 [新窓]

 >>> 国立近代美術館 [新窓]

2004年12月11日(土)晴

 ティータイム、城内(←ポイント)での20代と50代の会話。

20代A「モスクワオリンピック…ちょっと記憶にないですねえ」
20代B「生まれてないかもです」
20代C「それ、何年なんですか?」

30代A「198じゅう……年、かな」

20代B「あ、じゃあ生まれてないですね!」
20代A「それじゃあ私もちょっと記憶にないですねえ」
50代A私もちょっと記憶に無いですねえ」(さらり)

20代A「ほんとは18歳なんですよね! 魔法でこの姿に変えられてるだけで!

20代B「この城が動く!」実話

※耐震構造なので地震が起きると城が動く。(ほんとに)(ただし天守閣)

 お城のこの辺に細い足が生えて〜とか、盛り上がる中、来年の実習生Aは飲んでたお茶を吹き出しそうになるのを必死に堪えてたんだとか。
 それは悪いことをした。

2004年12月12日(日)インフレてる

 卒論三昧。(楽しげ)

 

 今日も元気に一家に一台。(今なら特価5レンテンマルク。)


(ところで1レンテンマルクは日本円で1兆円相当らしい)
(全然特価じゃないし! )

2004年12月13日(月)蚊

 続・卒論三昧。
 誘われたり誘ったりしてみた初日。

 大学生の日本語が乱れてるとかいうのは、ちゃんと作文指導をしてないからではと思わせた夕刻だった。(戦友のひどい日本語を直しつつ。)(あんなものを卒論で出させるわけにはいかないので校正三昧。)(だいたいなんだ、1ページまるごと引用だけなんてひどすぎるぞ。)

後日談。
 指導教官とこに卒論見せにいったある成年の話。
学生「友人にかぎかっこだらけだと馬鹿っぽいと言われました」
教官「君もいろんな人に見てもらってるんだねえ」
学生の友人「(誰が言ったかわかったので笑いをこらえつつ)」

2004年12月14日(火)晴

 資格に必要なので、悪友と専門外の科目をとっている。
 専門外の学生にも(一応)開放されてる、そこのゼミ生用のやや専門的な内容を含む科目。
 先生にとっては専門の人ばっかりとの思いがあるので、
 専門用語も、やや多用。

 しかし。
 今年やってきたばかりの先生のはりきりとは裏腹に、学生諸君は前期の授業をのんびりとってきた。
 用語とか、その場しのぎに覚えても試験が終わったら忘れてるというあれだ。

先生「〜の概念を使うと、あれ、もしかして知らない?」

学生「……」(なんだっけそれ、な雰囲気)

先生「・・とか、覚えてない?」

学生「……」

先生「――とか、〜〜とかも、覚えてない?」

学生「……」

 先生、ひらめいた。

覚えてないことだけは、覚えてる。

 一同激しくうなずいた。本日の名言でした。

2004年12月15日(水)どんより

 そろそろ休みに入るわけだし、休みが明けたらすぐ提出だし、
 卒論の装丁についておうかがいにゆきました。(切実)

 二部必要とか、一部でいいとか、
 50枚でしょ、え、それってA4? いや原稿用紙でしょ!? とか、
 とかとか
 まことしやかに噂が流れてるので

 噂の真相を直撃。

部数:「二部です」
枚数:「特に制限にないですね」
1ページの行数とか:「特に決まってないですね」
表紙とか:「なんでもいいんじゃないってみんな言ってますよ」

 むしろ規定を作ってください。(やりづらい)

 黒表紙のは伝統的に使われてるだけで、ばらけたりして使いづらいので指導教官は別のファイルに入れ替えちゃう模様。
 というわけで、その別ファイルのほうで提出してほしいとのこと。
色とか:「青がいいです」

 とりあえず売り切れないうちに生協に駆け込まないと青ファイル。

 とりあえず黒病死って変換するのやめてくれないか言選り君。

2004年12月16日(木)晴

 青ファイルをげっとしたのはこの日だ。(後日更新の弊害)

 情報集めに奔走初日。
 風もないし陽はあったかいしで情報集めがてらに良い散歩日和。

・メモ>ところで遂に死をちがう師を越えた!
 SD/Living in America/37070000<37700000/nR!

2004年12月17日(金)風冷

 弘法大師が筆を誤ったのは、大内裏の「応天門」の「応」の字だというのを覚えたあるマラソンの日。
 广(まだれ)を厂(がんだれ)で書いてしまった御様子。

 そこで「がんだ」→「ガンダニュウム合金製」と変換してくれる素敵言選り君がいる。

2004年12月18日(土)

 日曜日更新の小説をhtmlに直すべく、テキストファイル一個開いたところ。

 先週更新分のテキストファイル開きっぱだった

 ことに気付いて愕然とする夜更け。

註1)メールチェック&更新用のデスクトップ、主にレポートなど文章書く用のノート、の2台を飛尽は愛用中である。
註2)デスクトップのほうは落ちない限り電源入れっぱである。

 いつもなら翌日か遅くても翌々日くらいには気付いて閉じるはず。
 1週間ほんとに何もサイトいじってないことを知らしめられた夜更け。

2004年12月19日(日)晴れ

 ウェルカム・カウジェム氏。(合言葉)

 床に座ってただけなのに、猫に飛びつかれたり飛び越えられたり、した。

くれこづき。かぎりにたっしたせかいのえにしに かいまみるもの。

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