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2024年10月25日(金) 旧暦 [n年日記] [更新:"2004/08/09 23:43:33"]

#1 [Opera] Die Frau ohne Schatten 影のない女

2024/10/24 
東京文化会館・大ホール
18:00 - 20:40
とても素晴らしかった。

現代演出の話::

話は、飛ぶが、最近良く見ている が、とても気に入っている

もし、曲自体が素晴しくて、 Orchestra の演奏も素晴しくて、 歌手の声が良くて、アンサンブルが良かったら、 ちょっとびっくりする演出であっても、 opera 最高。

で、演出に素敵な工夫がしてあったら、もっと最高、というのが最近の感想 なので、演出は、どんなことをやっても良いのでは、と思い始めている

演奏:

二つ気が付いたことが。 演出との関係の気がするが、まるで効果音のような大音響が聞えることがあった。とても良かった。 どういう工夫をしているのかな ?

別の演奏を録音で聞いた時には気が付かなかった、チェロの独奏がとても素敵だったし、 多分バイオリンの独奏の部分もあった気がする。

Peter Konwitschny:

そして、ずうずうしくも、演出の Peter Konwitschny さんとお話してしまった。

第一部と第二部の幕間の時に、 ある(歌手の)方と立話をしていたら、 日本の方ではない女性の方が、紋付のようなものを着て いらっしゃって、(座席にいらっしゃる)少し年配の方とお話ししているのを見て、「不思議な着物ですね」 という話をしていたら、「あの方が、Konwitschny さんですよ」と教えて下さって、 (他におひとりぐらいしか、待っていらっしゃらないので)話しかけてしまいました。 「僕は正直を言うと、現代演出は、あまり好きではないのですが、今回はとても素敵だ」というような ことを言ってしまいました。

ホーフマンスタールの小説:

話に聞くと、 ホーフマンスタール は、オペラだけを見ても、分り難いのでは、と思って、後から、同名の小説を書いた ということです。

高橋英夫 さんが、これを訳しています。かなり長いので、当日までには全部読切れなかったのですが、 例えば、突然、染物屋の場面になるのが、僕は、良く分らなかったのですが、小説には、そのあたりのことが、くわしく書いてあります。 多分、二つの考え方があって、

  • 作品は、それだけで勝負するものであって、解説が必要というのは、問題だ
  • 作品には、背景とか、関連する作品とか、山ほどのものとの関係で作られるものだから、解説等を良く読んで理解 するものだ
で、僕は、どちらも正しいと思っている。
この話に関連して、では日本の和歌は 31 文字で勝負しているようにも見えるが、そうでないと考えている。 つまり 5 7 5 7 7 の各句、または句のつながり、が(必ず)他の 和歌を連想して、成り立つ、という話。

Curtain Call:

写真を撮っても良いという話で

ticket:

ticket は、二期会の画面から online で購入。teket.jp を使ったと思う。 座席を画面で選べるので、とても良かった。
入場する時には、専用のところで見せた。前後には、そうしている人はいなかった気がする
(使っている人は少ないのかな)
いま見たら、半額で買えるという話が書いてある、全席 10,000 円 ? ( 39 歳以下の方限定かな )

:

とにかく楽しかった。一生の思い出ものになると思う。



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