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 いろどりゆめゆめしくてんうがつち


彩 り 夢 々 し く 天 穿 つ 地


抱え込んだ花のいろは限り無く
見渡す視界に果て無く続く
終わらぬときを映すかのように永く

廃れた物憂さを捨てる
たったそれだけの輝きがある
病んだ妬ましさを止める
たったそれきりの理由がある
この人知れぬ地に
雨音さえ忘れ去るほどに降り積もった夢の間に

墜ちてくるほどに 迫れる蒼穹
神の御声は聴こえずとも

懐しい香りに満ち溢れた別天地
霹靂をも消し去るほどに音無く 戦ぐ

花のいろは儚く
けれど人の夢は花のいろのように果て無く
紛れ無く届く
懐しい輝きを伴って 響く

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