CSN&Y [4 Way Street]

高校の文化祭のとき、視聴覚教室を占領してレコード鑑賞会を開いた。わたしは、六本木のCBSソニーまで出かけてポスターを貰ったサイモン&ガーファンクルを担当。すると下級生がもっていたCSN&Yというアルバムが目に留まった。これ何と聞くと、アーティストについて熱っぽく語ってくれた。それでさっそく聞いてみた。出会いはいつもこんな感じだった。70年代にはすてきなアーティストがたくさんいたので、いつもアンテナを張って自分の感覚を大切にしていた。

アメリカのロックというのは、ここから聞き始めたような気がする。その後、《小さな恋のメロディ》という映画が大ヒットし、そこにTeach your children が使われているので、一躍名前が広まった。語りはグラハム・ナッシュの甘い声が好き。でも歌はやはり、Neil Youngのあの鼻にかかった声が大好きだった。この二枚組のアルバムはライブの楽しさを伝えてくれるが、それ以上に、埃っぽい視聴覚教室を懐かしく思い出す。