[ 水面に映るは宵の空 ]

噴きあがる水、入れ替わりに落ちゆく流れ。
跳ねた飛沫が月光を反射して煌めく。
その音は響く、幾重にも。
軽やかに速く、叩く、心地良い恋のうた。

la sérénade d'eau [ セレナーデ ]


パビリオン「BeatClime」オリジナル部門(Beat&Sound)参加作品(の、切り取り&加工前)
作成日:2002/09/30

ラヴェルのピアノ独奏曲「水の戯れ(jeux d'eau)」は、刻々と変化する噴水をモチーフにしている。
その記憶があったので、音楽パビリオンを見かけたときに「噴水(の音)を描こう」と思い立った。
印象主義はそれまでの形式を切り崩したジャンル。感覚的な「印象」。それでいて、この絵が奏でるのは恋の歌 (たぶん)

セレナーデ【sérénade(仏)】小夜曲。夜、恋する人の窓の下で歌う音楽。


線画:シャーペン 0.5 HB/彩色:色鉛筆、透明水彩/紙:A5判ケント紙/制作時間:線画1時間+彩色2時間
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